Quantcast
Channel: 橋本リウ詩集
Browsing all 224 articles
Browse latest View live

「ちゃんぽん食べたか」 青春、という 「もどかしさ」 について

 NHK土曜ドラマの 「ちゃんぽん食べたか」。 2013年にNHKBSプレミアムで放送された、さだまさしサンの小学校時代を描いた自伝的ドラマ 「かすていら」 の、青春編です。 その前作 「かすていら」 の脚本は羽原大介サン。 単なる憶測ですが、羽原サンはこの 「かすていら」 の成功によって、朝ドラ 「マッサン」 の脚本家に抜擢された可能性が高い。 それほど 「かすていら」...

View Article


「アイムホーム」 木村拓哉という役者の 「自分さがし」

 木村拓哉、という役者は、実に興味深い役者である、といつも感じています。 彼は若かりし頃、そんじょそこらのイケメン芸能人をそこらのして 「恋人にしたいナンバーワンタレント」 を歩み続けた。 そして彼は、頑固なまでに 「自分は何を演じても木村拓哉であり続ける」、というポリシーを掲げながら役者を続けてきた。 その彼の 「わが道を行く」...

View Article


「ど根性ガエル」 第1回 「原作レイプ」 危惧をどう克服するのか

 日テレはときどきとんでもないレベルの 「なつかしアニメの実写化ドラマ」 というのを思いつくのですが、アタリもあればハズレもある(笑)。 ただそのクオリティを俯瞰したとき、たとえ失敗作に近くとも、原作に対するリスペクト、というのはいつも感じられるような気はします。 「怪物クン」 しかり、「妖怪人間ベム」 しかり(「ぬ~べ~」 は?…笑)。...

View Article

2015年夏ドラマ、いちおう今週見た分についての感想

 今年の夏ドラマでは、特に主演の人に対して、「あまり見たい役者がいないなァ」 ということを感じています。 そのなかで最も 「出てくる役者で客を呼び込むタイプ」 だと思われたのは、フジテレビ水曜22時の 「リスクの神様」。 脇役に吉田鋼太郎サン、志賀廣太郎サン、古田新太サン、田中珉サン、小日向文世サンといった実力派が目白押しなのですが、主演が堤真一サン。...

View Article

「表参道高校合唱部!」 第1回 いじめる側の汚れた心、それに立ち向かう澄んだ歌声

 いきなり告白から始めますが、私中学校のときに、臨時で合唱部に入っていたことがございまして。 合唱コンクールに出るのにメンツが足りなくて半分帰宅部が駆り出された(笑)。 けれどももともと遊び半分でやってた元の部活のほうが何やってたんだか今思い出せないのに、合唱部のことは未だによぉ~く覚えてる。 NHKの合唱コンクールとか、いまだにやってるのをたまたま見ればずーと見ちゃうし。...

View Article


「天皇の料理番」 自分の思うがままに生きよ、だが自分のために生きるな

 かつて堺正章サンが主役を務めた 「天皇の料理番」。 今回と同じTBSで日曜の午後8時、つまりNHKの大河ドラマの裏番組でしたが、当時かなり夢中になって見ていたものです。 しかしながら、もう35年前のドラマになってしまうので、その詳細についてはもう、記憶の彼方。 まあだいたい、出来の悪かった主人公が次第に出世していく小気味よさ、そして出てくる料理の素晴らしさ、なんてのは記憶にございます。...

View Article

「美女と男子」 売ろうとする以上は、自分の売りたいものを売る

 実は第3回まで見ていて、リタイアしていたこのドラマ。 当ブログにコメントをお寄せくださるかたの熱い要望で、第16回 「新しいパートナー」 から第17回 「ツインソウル」 第18回 「リベンジ大作戦」 まで視聴いたしました。...

View Article

「第47回 NHK思い出のメロディー」 今年も堪能いたしました

 知らん曲ばかりでダダ長い紅白歌合戦よりよほどオッサンにはストライクゾーンの 「思い出のメロディー」。 全体的には、戦後70年を振り返る、ということで、そこに演出の大きな比重がかけられていた割に、見終わった後の印象が薄かった気がします。 というのも、戦後のトピックを追うよりも出てきた歌手に対する驚き、感慨のほうがよほど大きかったから。...

View Article


「NHKスペシャル カラーで見る太平洋戦争 3年8か月・日本人の記録」 私の反戦の原風景

 戦後70年という節目にメディアではいろんな番組が企画されていますが、戦時中の風景をカラー化して淡々と流し続けるこの手の番組が、いちばん見る者に訴えてくるように感じます。 ただありのままの事実を提示し、それを受け取るものに考えさせる。 確かにそこには、悲惨さを煽るBGMや当時の人々の述懐が見る側の気持ちを洗脳してしまう一面もあります。...

View Article


「ヨルタモリ」 9月いっぱいで終了、残念…まっ、しゃ~ないか(笑)

 昨年10月から始まっていたフジテレビ日曜夜の 「ヨルタモリ」。 タモリサン側とフジテレビとの間で交わされていた当初の契約通り、この9月で終了するらしいです。 もともと 「笑っていいとも!」...

View Article

2017年大河ドラマは柴咲コウサン主演の 「おんな城主 直虎」…

【スポニチアネックスより抜粋】 2017年のNHK大河ドラマ主演を柴咲コウ(34)が務めることが25日、同局から発表された。 タイトルは 「おんな城主 直虎」。 脚本は森下佳子氏で戦国時代の女城主である井伊直虎を描く。 柴咲演じる井伊直虎は戦国時代の女性領主。 遠江井伊谷(現静岡県浜松市)の当主として、内政に手腕をふるった。 「女地頭」 と称され生涯独身を貫いた。...

View Article

「探偵の探偵」 いろいろと、よく分かんなかったです

 自分の妹がストーカーに殺される原因を作った探偵 「死神」 を探し出すために、「探偵の探偵」 というよく分かんない(笑)仕事についた北川景子サン主演のドラマ。 見ているあいだずっと、この 「よく分かんない」 という気分に支配されたまま、ドラマはたった11回のあいだにあれよあれよと急展開を繰り返し続け(笑)、最終回を見終わっても、「なんだったんだろーね?」 みたいな不思議な気持ちに囚われています。...

View Article

「経世済民の男」 キャラクターと 「現実味」 の関係

 NHKがラジオ放送開始から90年記念として制作した、近世の経済人3人を描いたドラマ。 第一部の高橋是清(オダギリジョーサン)と第二部の小林一三(阿部サダヲサン)が前後編の2回、第三部の松永安左エ門(吉田鋼太郎サン)が1回、全5回の構成でした。 どうして第三部だけが1回だったのかは分かりません。...

View Article


「ルパン三世」 新シリーズ2015バージョン、深夜に始動

 「ルパン三世」 のテレビシリーズ。 実に前シリーズの 「ピンクジャケットのルパン」 から30年ぶり、ということです。 当然大注目なのですが、なんかもうすでにイタリアで先行放送してるらしい。 スゲエな。 そのせいで、劇中に出てくる活字はみなアチラのお言葉。...

View Article

「あさが来た」 第1週 姉妹の運命の分かれ道

 朝ドラでは初、だという江戸時代からのスタート。 女性企業家の広岡浅子氏がモデルである、今井あさを波瑠サンが演じます。 ほかにあさの姉に宮崎あおいサン、夫に玉木宏サン、母親が寺島しのぶサンなどなど。 脚本は大森美香サン。 朝ドラでは 「風のハルカ」を書いたらしいですね。 私が印象に残っているのは、上戸彩サンと内野聖陽サンの 「10年先も君に恋して」。 切ないタイムスリップラヴストーリーでした。...

View Article


遅くなりましたが、とりあえず秋ドラマ、…ん?どーなの?

 ちょっと茶飲み話レベルで恐縮ですが。 今年(2015年)の秋ドラマ。 一瞥したところ世間的に注目されるであろうドラマはなんと言っても 「相棒」(テレ朝) の続編でしょうか。 前のシーズンでやたらと物議をかもしたみたいで、この手のドラマをほぼ敬遠する私にもその噂は耳に入っておりましたが、別に見てないからどーでもいーですハンソン…(どこかのブロガーみたいなダジャレだな…)。...

View Article

「偽装の夫婦」 第1回 パターンの読める遊川脚本だが…

 数年前NHK朝ドラで放送され、ヤフー感想欄では空前の批判対象となり、未だに評判の悪い 「純と愛」。 その遊川和彦氏脚本による(この形容は意地悪だ…笑)(「女王の教室」「家政婦のミタ」 といったドラマのスーパーヒットメーカー、と言い直します)、日テレ水曜・秋ドラマの登場です。 この人の作るドラマは基本的に過激で極端であり、良くも悪くも奇を衒いすぎる傾向にあるように思います。...

View Article


「あさが来た」 第2週 静かなる 「お付き」 争奪戦

 前回、第1週レビューのコメント返信で私は、このドラマの主題歌がAKB48であることに触れ、「つまりそういうスタンスのドラマなのだろう」、ということを書きました。 それは、親しみやすさ、分かりやすさがまず目的であって、そんなに小難しいことをしようとしているドラマではないのだろう、という意味です。 同時に 「AKBは人気あるから」 という、制作側の安易な部分も感じ取れる。...

View Article

「あさが来た」 第3週 泳ぐあさ、澱むはつ

 前回、第2週レビューのコメント返信で私は、「あさ(波瑠サン)が両替商に嫁いだ、という現在の時点で物語を面白くするのは、あさの算盤の腕前と、ビジネスとの関連性が大きく前面に出てくることだが、どうも片手間になりそうな予感がする」…と書いたのですが、第3週の内容はその予想を大きく裏切っておりました(反省…笑)。 ただその関連のしかたについては、不満があるようなないような(笑)。...

View Article

2015年秋ドラマ、第1回目をひと通り見て

 「偽装の結婚」 については書いたのですが、そのほかに見た秋ドラマの感想を、簡単ではございますがひと通り書こうか、と思います。 最初から見る気のなかったものについては書いておりませんので、そこらへんはご了承ください(特に 「相棒」 とか)。 まずはいきなり、リタイア組から(笑)。...

View Article
Browsing all 224 articles
Browse latest View live